落書き34


ガキの頃を思い出して、一本。



久しぶりにどらく絵描いた。昨日と言い一体どうしたことだろう。そして明らかに昨日と今日は記事を逆にすべきだと思うけど、別にいいですよね!

↑の文句は鋼錬で出てきたやつです。別に重要なセリフではないんだけどなんとなく頭に残ってます。場面のせいかな?



分かりづらいかもしれないけど↑の絵の人はⅢ1stパーティーの戦士です。兜取っちゃうと見た目的にただのモブですからね!分からなくても仕方ない!決して私の画力が(ピ-)

私は決して煙草フェチではないんですけど、今はもう煙草断ちした人がふとした時にしばらくぶりに、吸ってた頃を思い出しながら煙草を手にするようなシチュエーションって何故かグッと来るものがあります。決して煙草好きなわけじゃないんですけどね。

フーガも昔は煙草吸ってたんでしょうね。故郷を発って傭兵始めたばかりくらいの頃に。衛兵だった頃はステータスに響くからって吸ってなかったんですけれど、その頃のフーガは荒んでたので別に体力がどうなろうが戦闘に響こうが知らねえや吸おうって感じだったんだと思います。で、しばらくして止めたと。


だけどそれから十年経ってちょっとした縁で人から昔吸ってた銘柄をもらって、あー懐かしいなって感じで一本だけ吸ってみる。しかもこの煙草を久しぶりにもらった時フーガはアレフガルドからテドンの跡地に戻ってるので、かつて自分が荒んだ原因になった村の景色を眺めながらあの頃散々吸った苦い味を噛み締めつつぼんやり追憶に浸るっていう。
という状況を絵にしたのがこちら↑になります(料理番組かよ)



ついでに↑の派生ネタ↓







アリアは元の世界に戻った後、家族と再会してからフーガの手伝いとしてテドンに住むようになります。
テドンの彷徨う魂を昇天させるのはフーガの力だけでは無理だったために彼女もついてきたのですが、無事昇天が終わった後もアリアは村を去りませんでした。どんなにフーガが説得しても追い出そうとしても立ち去りませんでした。
それどころか一人簡素な教会を作って本格的にそこで生計を営み始めたので、仕方なしにフーガも彼女が共に住むことを認めるようになります。
ただし、家は別です。行き来するし毎日一緒にご飯作って食べるけど、必ず寝る時はお互いの家に帰る。これは譲りません。誰が譲らないって、フーガが。

フーガがテドンの墓守になるって決めた時にアリアもここに居続けることを伝えて、それで二人は口論になったんですよ。その中でアリアはテドンに残る理由をたくさん述べていくんですけど、一番の理由は絶対口にしようとしなかったんですよね。だけどあんまりにもしつこくフーガが反対するから、かっとなったアリアはその理由を口にしようとして、でもフーガに言わせてもらえなかったんです。

御察しの通り、アリアはフーガのことが長く好きでした。だからついて来たんです。
アリアは本当にフーガのことが好きでした。滅びた村を愛し、今でも昔の幼い恋人に未練というより憧憬に近い気持ちを抱いている、フーガのそういう所まで好きだったんです。だからフーガに思ってもらえなくても結ばれることがなくても良くて、とにかく傍で見守り続けていたかったんです。
フーガも薄々彼女の好意は察してたんです。でもテドンの墓守として生きていくと決めた以上伴侶を取るつもりはないし、何よりアリアは若すぎる。だからとにかく帰そうとしたんですね。けれどまったく聞き入れないから仕方なく住むことを認めて、ただしいつでも彼女が出ていけるように決して彼女をこの場に止めるようなことはしないと決めたんです。だから、家は別々なんですよ。


さあえらい長くなりましたがそういう次第でそばに住んでるアリアがフーガの煙草を吸ってるところを見て、驚くのと同時に見惚れたけど彼のセリフの内容と雰囲気から彼が過去のために煙草を吸ってるのを悟って少し胸が痛んで、でも慕う人の知らない一面を知ることが出来て嬉しいし彼が煙草を吸っていたことは彼の大事な村の人達は知らなくてでも自分は知ることが出来てっていう複雑な喜びとそんな浅ましい自分に対する罪悪感を覚えるっていうそんな一幕を描きたかったので描きました。長い。


戦賢はいいぞ。