拙宅的魔法及び世界観妄想

……というわけだ。妄想しかねえから、用のねェ奴は帰ぇってくんな!(EDOKKO)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日まほよめを読み返しました。

まほよめが何か分からない方はググって読んでみるといいですだよ、そしてハマればいい。ファンタジー好きを名乗るなら読んで損はないと思います。

 

 

あれは主人公ちゃんと魔使さんのこう、今にも崩れそうな不安定さがありながら可愛らしく心温まるやり取りとか、溢れんばかりの古き良きイソグラソド風ファンタジー世界観とか、魅力だらけで昔から児童書やら何やらでファンタジーに親しんできた人が読むとよだれが出るほど美味しい話なのです。

 

それを読み返してみて、昔一度グッと堪えた拙宅DQ魔法視点世界観について語りたい欲が抑えられなくなりました。

だから語ります。

 

DQは一応RPGでファンタジーなんですけど、そういう説明については言葉少ないんですよね。そこがDQの魅力なんですけど。それに甘えて思いっきり設定を内心で盛りまくってます。ええもちろん、書きながら。

そんな最初っから全部決めてなんかいないです。原作から目についたところを拾って、自分の興味本位で繋いでる感じですね。

ですんでまったくの妄想極まりないものであるということを知って頂いた上で、今から書くことは読んでくださいね。分別ある皆さんのことですから、きっとそれくらいお分かりだと思いますが。

 



●世界の起源


まず知っておいてほしいことは、この世界は元来多神教的です。

希臘神話やらそういうのをイメージしてもらえればいいと思います。

大いなる神のもと、その子である光の神と闇の神を核として複数の神々が影響を及ぼし合っています。


ですが、人間たちはそれを知りません。他の動物たちは知ってたり知ってなかったりです。

人間たちは太古の昔、他の動物達と同様神によってつくられましたが、その頃のことはほとんど忘れてしまっています。ただ、自分達に縁のある神のことは覚えている。特に世界の大元を構築する六大元素に属する神々のことは、よく覚えています。




●六代元素

 

私は、拙宅世界は六大元素で成り立っていると考えています。

光、火、風、水、地、闇です。

そのうち世界創造の二大元素が光と闇です。他の四元素はそこから生まれました。

六つはどれも密接に関わり合っています。図にすると以下のような感じです。

 

 


上図のような六芒星イメージで、光/火/風/水/地/闇という順に繋がっています。(逆でも可)

本当は六芒星の一筆書きだと、上図通りだと少し繋がりがおかしくなるんで順番変えないとなんですけどね。それはひとまず置いといて。


大事なのは光の大三角形と闇の大三角形です。

光の大三角形は上図で言うと光、火、風からなる元素の関係性の事。

闇の大三角形は闇、地、水と連なっています。


これはそれぞれ光が天、すなわち光の神、闇が冥界、すなわち闇の神に起源していることを示しています。

それが混じり合って先程言ったように四つの元素が生まれた。だから四元素はどちらも天の性格も冥界の性格も持ち合わせています。

たとえば裁かれるべき者を焼くのは天界では雷(=火)、冥界では煉獄の炎。

いかなるものでもそれを浄化するのは水ですし、冥府との境は水辺と相場は決まっています。

風は時として魂を天に運び、物質を風化させ死に至らしめます。

地は全ての生物の起源(これは水も同様ですね)にして、死者が還る冥府への入り口でもあります。

ですから六芒星は二つの大三角形で二分されているかのように見えますが、どれも繋がっているのです。





●魔法原理


この六大元素にのっとってできている世界の定理、及び精霊たちに、「呪文・祈り・想像」(魔法を使うための三要素)の三つを使って干渉して奇跡の力を借りるのが、魔法使いと呼ばれる人々です。僧侶はまたちょっと別なので置いておきます。

 

この時彼らは、大概五芒星(光、火、風、水、地)に干渉します。六芒星には滅多に干渉しません。何故なら闇は強すぎて、下手に呼び出すと六芒星のバランスが崩れえらいコトになるからです。

 

五芒星はこんな感じです↓

 


だから六芒星を扱える人は相当な手練れです。



魔法使いは太古の昔、神と精霊と人の始祖が定めたと言われる約束の言葉、呪文を用いて奇跡を呼び起こします。特に火、水の元素と相性がいいです。

この呪文は神霊言語(精霊言語とも呼ぶ)からなります。魔法使いはこの神霊言語と魔力を用いて精霊に呼びかけ、力を借ります。魔力についてはⅢ長編でテングが言っていた通りです。便宜上体力とは別物として扱われる、生命力の一種だと考えられています。肉体を持たない精霊と交信できる、唯一のものです。


呼びかける精霊は不特定多数、様々です。下位のものだったり上位のものだったり。またそれによって、呪文の威力も変わることがあります。これが最小位、中位、最高位呪文などと言われるものの違いに繋がってきます。具体的に言うならばメラで力を貸してくれる精霊は初心者に優しいちょっと身分の低い火の精霊、メラミはそれより身分高い精霊、メラゾーマは上位の精霊っていう風に。



僧侶はこれとちょっと違います。彼らが使うのは精霊言語及び神聖言語、祈る相手は神です。神聖言語は神に対してのみ使われる言葉です。

僧侶は神聖言語を用いて神に赦しを請うてから、精霊言語で呪文を詠唱します。ですので、よりこの世ならざる者に近い風、地の元素と相性がいいです。


呼びかける相手は、その僧侶が属する宗派によります。一神教ならただ一人の神に祈るでしょう。多神教なら複数ですが、魔法使いほどは多岐に渡らないものと思われます。




そしてこの魔法使いの魔法原理、僧侶の魔法原理を越え、すべての世にいきわたる定理に干渉するのが賢者です。


彼らは特別「これ」と共通して言える魔法原理がありません。魔法使いの魔法原理ベースの者もいれば僧侶ベースのものもいるし、「そんなの知らん」というまま使っている危なっかしいヤツもいます。

そして彼らの多くは、この世界の定理に対する研究者です。ですから「術」を用いる者=魔術師なんて呼ばれることもありますし、「魔」の「導」きを探す者=「魔導士」なんて呼ばれることもあります。



ざっと職業ごとに説明しましたが、こんな感じです。

ちなみにその他の魔法を使う職業は、勇者を除いて基本的に魔法使い原理と同じです。

勇者は基本的に僧侶原理に近いです。

そして呪文を使ったり使わなかったりする戦士や武闘家、バトルマスターなどの肉体派職業はこういったものを越えて、地の属性が特別強いです。



拙宅キャラでたとえるならば、


魔法使い系=ルネ、テング、スラン

僧侶系=アリア、カノン、キラナ、主人公達

例外=サタル(呪文祈り無しでの魔法の駆使が可能)


といった具合でしょうか。






<シメに>

いかがでしたでしょうか。


他にもある意味ファンタジーらしくないDQの話とかそれと教会とを絡めた話とか触媒とかの話も追々していきたいと思います。


こんな長いのにお付き合いくださり、ありがとうございました。